生活の基本となる新築の電気工事について
新築の電気工事は、住宅の配線や照明を設置するために行われます。この工事には、設置する照明や目的別に、配線工事や照明機器工事、空調工事そして通信関係工事など複数の種類があります。工事の主な流れを契約前から契約後にかけて説明します。
まず初めに専門家による現地調査が行われます。木造とRC造の家では配線の方法が変わってきますので、専門家はこうした点に注意しながら丁寧に調べていきます。工事の内容に問題なければ見積もりに入り、料金と内容を確認して契約に入ります。
契約後は工事に必要な資材の調達が始まります。準備が整った時点で依頼主と店で話し合い、工事のスケジュールを決め、双方の折り合いがついた日から工事を開始します。工事では、配線したり、スイッチやコンセントを取り付けるなどの作業が行われます。工事にかかる日数はおよそ2日から3日で、電気工事が終わった時点で依頼主は店に料金を支払います。
電気工事の流れの確認も大事ですが、電気工事を依頼する店選びも慎重に行うことが大事です。電気工事は電気という特殊なものを扱うため、一般の人は工事できません。電気工事を依頼する時は、電気工事士が所属しているところを必ず選ぶようにしましょう。
電気工事の見積もりを依頼する時は、1社だけでなく、複数メーカーからも取り寄せることをおすすめします。というのも1社だけですと工事の料金が高いのか安いのかわかりませんし、内容も適当なのかどうか不透明だからです。複数メーカーの見積もりの中から自分に合った店を選べるというのも複数見積を依頼するメリットになります。特に新築住宅の場合、あらかじめコンセントやスイッチの配置を考えておくことも契約前にしておきたいポイントになります。これは見積もり後にコンセントやスイッチの数を増やすと、費用がかさむという事態を避けるためです。後で配置を確認したりすることは、時間のロスにもなりますので、できるだけ契約前に配置を考えておくといいでしょう。
見積もりの契約内容は事前に確認することも気をつけたい点です。特に施工に工事が含まれている場合、確認を忘れてしまいがちですが、後で費用がかさんだという事も考えられますので、事前のチェックは不可欠です。特にコンセントやスイッチを増やすと後で追加費用が発生してしまいます。工事前に個数や配置を確認するなど、どんな工事内容か把握しておくと、トラブルを避けやすくなります。